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杉本寺 (すぎもとでら) 鎌倉市二階堂903 JR横須賀線・江ノ島鎌倉観光電鉄線 鎌倉駅よりバス |
![]() 天台宗。比叡山延暦寺末。もとは宝戒寺末寺。二階堂所在。
開山行基、中興開山慈覚大師円仁と伝える。大蔵山観音院杉本寺と号す。
観音霊場坂東三十三か所第一番の札所。
この寺の沿革は歴史の古い割りにははっきりしないが、『吾妻鏡』には大倉観音堂の名で現れる。 建久二年(1291)には源頼朝から修理料として准布二百端の奉加を受け、建久四年(1193)には頼朝、建暦二年(1212)には実朝が参詣している。 室町時代以降については詳しくわからない。
本尊は十一面観音像三体で、最も古い木造十一面観音立像は行基作と伝えるが、平安時代末期の素朴な魅力を持つ彫刻である。 残りのニ体は共に国指定の重要文化財で、一方が慈覚大師円仁作と伝えられ、藤原時代の作、最後の一体は鎌倉時代の作品で、恵心僧都源信作と伝えられている。
堂内には他に仏像も多く、木造地蔵菩薩立像は鎌倉市指定文化財。 |
| 〔文献〕『市史』社寺編、鶴岡静夫『関東古代寺院の研究』(弘文堂) |